私たちの活動 – Our work
言語の記録と記述 – Language Documentation
言語の記録は、MDWgにおける私たちの活動の重要な柱の一つです。まず、地域の長老の方々から、物語、祖先の土地や自然に関する教え、その他の語りを録音することで資料を収集します。必要な情報を得るために、遠隔地域や文化的に重要な場所へフィールドトリップに出かけることもあります。こうした現地調査で収録された音声は、その後書き起こされ、翻訳されます。

文法を正しく分析するためには、逐語訳が必要であり、各単語はさらに意味のある単位に分解されます。ミリウング語の包括的な記述文法の開発は、私たちの目標の一つです。ミリウング語のさまざまな文法要素を記述することは、言語教育プログラムの教材やリソースを作成する上で重要なステップとなります。
ミリウング語とガジラベング語のコミュニティ辞書はすでに作成されており、現在コミュニティの皆さんによって利用・検討されています。2017年には、ミリウング語公開辞書の初版を刊行しました。
ミリウング・ナレッジ・サイクル (MKC)
私たちの「ミリウング語を守る」という使命を達成するためには、長老の方々が持つ洞察と知恵が欠かせません。MKCは、長老の皆さん、若い言語学習者、MDWgの言語学者たちが集まり、以下のような幅広いテーマについて話し合い、相談し、助言をいただく場となっています。
言語を正しく理解し解釈すること
ミリウング語で現代社会をどのように表現するか、新たに考案すること
若い世代への最適な教育方法に関する助言の提供
物語、祖先の土地に関する知識、その他さまざまな知恵の記録
文化に関する助言と指導
ミリウング語に精通し、伝統的な生活様式についての豊かで貴重な知識を共有してくださる長老は、限られた人数しかいません。ミリウングの長老たちの知識は、言語や文化をはじめ、踊り、伝統的な技能、そして古くから伝わる物語に及びます。長老の皆さんが共にいてくださる限り、私たちはその教えから学び、若い世代はその知恵を受け継ぐことができます。MKCのセッションで長老の方々から得られる貴重な情報と洞察は、私たちの他のすべての活動の基盤となっています。長老たちの知識と知恵は、私たちが「ミリウング語を守り続ける」という目標に向かって前進するための力となっています。